TitanoL
こんにちは。GSEのyoshitoです。

今回は銃の所持許可について。
猟銃も競技銃も所持許可取得は基本的な流れは一緒ですが、猟銃を使って猟をするには「狩猟免許」も取得しないといけません。
弊社のショップページにも一応手続きの流れが書いてありますが、
さらに詳しく書いていこうと思います。

地域によって若干の違いがあると思いますが、何卒ご理解下さい。


銃を競技や猟で使うには
競技銃:銃の所持許可
猟銃で猟をする:銃の所持許可(用途に「狩猟」と記載されているもの)、狩猟免許、狩猟登録

が必要になってきます。では詳しく説明していきましょう。



1.銃の所持許可の取得

①初心者講習

申し込み場所:所轄の警察署(講習の1週間前までに申請が必要)
必要書類:講習申込書、顔写真1枚
料金:¥6,800
実施場所:公安委員会が指定する会場
開催頻度:地域により様々。栃木県は毎月。
手に入るもの:講習修了証明書(当日発行)(有効期間:3年間)

銃の所持で最初の関門。
まず警察へ申し込みする際、「なぜ銃を所持するのか」聞かれます。
スポーツ射撃や猟をするためなら問題ない。はずです。
栃木県は月に1回開催していますが、地域によっては年2回というところなど様々。
申し込んだら講習開催日に会場へ。
栃木県は平日だけなので職業によっては有給が必要ですね。
丸一日かかります。
最初に講習を受けて、最後に筆記試験。
2択の50問。中45問正解で合格。(9割正答)ミスは5問しか許されません。
2択という点(運要素)を考慮しても10問以上分からない問題があったら確率的には不合格ですね。
最近の栃木県の合格率は4割ぐらいな気がします。
午前中に講習がありますが、事前に予習していかないと講習を聞くだけでは100%受かりません。
申し込みの際に渡される「教本」を熟読し、別売りの問題集を全部解けるようにしましょう。そうすれば受かるはずです。
落ちて再申し込みすると、また「教本」を渡されます。その分のお金も払います。
お金と有給と気力がもったいないので是非一回で受かりましょう。



②射撃教習


※この手続きは空気銃のみの場合は不要です。空気銃のみの方は③へお進みください。
散弾銃を所持希望の方のみ必要です。


この教習には「教習用の実銃」と「散弾実包」を使用します。
なのでまず「射撃教習受講資格」を警察からもらう必要があります。
でないと弾も買えません。

・射撃教習認定申請
申し込み場所:所轄の警察
必要書類:教習資格認定申請書、講習修了証明書、診断書、顔写真、経歴書、同居親族書、身分証明書、住民票
料金:¥8,900
申請から認定までの期間:地域や時期により様々。
手に入るもの:教習資格認定書(有効期間:3か月)、火薬類譲受証(これで教習用実包購入が可能)


地域によってはここで身辺調査が行われます(もしくは所持許可申請の時)。ガンロッカーと装弾ロッカーはちゃんと設置しているのか、所持の欠格事項はないのか、ご近所さんとトラブルになっていないか、同居している家族は銃の所持をどう思っているのか等々。
猟銃は絶対に間違った使い方をされてはいけませんから、ここまでやるのは当然ですが、警察の方々には頭が下がります。

・射撃教習
申し込み場所:射撃場(電話可)
料金:¥50,000前後(射撃場によって異なる。)+弾代
実施日:自分のスケジュールや、射撃場・指導員のスケジュールによる。お互いに都合のいい日時。
手に入るもの:射撃教習修了書(当日発行)(有効期間:1年)


教習に使う実包は射撃場で購入できます。
銃砲店でも購入できますが、保管期間が短くて済むように当日に射撃場で購入がいいと思っています。購入数は75発~。1箱25発入りで1000円ちょっと。当たらないと追加で買う必要があります。
指導員の方が熱心に教えてくれるはずですので、真剣に聞いて覚えればほとんどの方が合格されます。
試験では上下二連式散弾銃の分解、組立、運搬、取り扱い上の禁止事項を侵さないことと、25枚中2枚のクレーにHITさせること。
本番の25枚の前に練習で50枚撃ちます。なので最低75発は撃ちます。
zenith Trap right
主にトラップ射撃で上下二連銃で行われています。使用されるのは教習用の専用銃です。




③所持許可申請

日本では「あなたは猟銃を所持していいよ」ではなく、「この個体の銃を所持していいよ」という許可制度です。
ですので所持許可申請には銃番号が必要。つまり銃砲店で「この銃を買います」と決めないことには所持許可申請はできません。選び方は銃砲店や周りの方々、射撃場の方や指導員の方の意見を参考にしましょう。記事でも紹介しています。
空気銃の選び方はこちら
散弾銃の選び方はこちら
クレー射撃の銃についてはこちら


申し込み場所:所轄の警察署
必要書類:地域によって様式が異なるので用紙は警察署からもらいましょう。
所持許可申請書、譲渡承諾書(銃砲店より発行)、同居親族書、身分証明書(役所発行)、住民票、顔写真2枚(この写真が所持許可証に貼られます)、診断書、経歴書、保管状況報告書、教習修了書(※空気銃のみの場合は不要)
料金:新規1丁目\10,500
手に入るもの:所持許可証

申請から許可が下りるまで:新規の一丁目は早いところで40日前後~長いところでは100日前後?、二丁目以降はもう少し短い期間で下りることが多い。



許可が下りて許可証を手に入れたら、次は銃を受け取りましょう。
銃を受け取ったら14日間以内に警察へ許可申請した銃と同じものか「銃の確認」を受けにいく義務があります。銃の確認まで終わってやっと自分の銃となります。

競技に使用する場合、この段階で競技を楽しむことが可能になります。


そして猟をするには・・・まだ続きがあります。



2.狩猟免許の取得

銃を持っていても狩猟免許がなければ猟に銃を使うことはできません。
そこで狩猟免許を取得する必要が出てきます。
狩猟免許には3つの種類があります。
・第一種狩猟免許(ライフル銃、散弾銃、空気銃での狩猟が可能)
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画像:ライフル銃・自動散弾銃




・第二種狩猟免許(空気銃でのみ狩猟が可能)
konpatto

画像:プリチャージ式空気銃 ブロコックコンパット



・わな狩猟免許(箱罠やくくり罠など罠での狩猟が可能)


空気銃しか使わない方は第二種狩猟免許、散弾銃やライフル銃も使う方は第一種狩猟免許を取得しましょう。
狩猟免許の試験の内容は狩猟の法律に関することや、狩っていい鳥獣と狩ってはいけない鳥獣の判別、わな猟の場合にはわなの操作などがあります。


何も調べずに試験を受けても受かる方はかなり少ないでしょう。
ほとんどの方は全国の猟流会で開催されている狩猟免許事前講習会に参加して勉強してから試験を受けています。
インターネットで「狩猟免許 講習会 〇〇県」などで検索すると、ご自身がお住まいの地域の講習会日程を調べることができます。その他にも最寄りの銃砲店や〇〇県猟友会などに連絡したりしても親切に教えてもらえると思います。
(昨今狩猟人口が減ってきているので業界的には新規参入者は大歓迎です)
事前講習会に出席するとその場で試験の申込も行うことができます。
申し込みに必要な書類等は講習会申し込みのときに聞いておいて準備してから講習会に参加するとスムーズに申し込みができます。

狩猟免許に合格して狩猟免状をもらったら
狩猟免状が手に入ったら所轄の警察に赴いて所持している銃の用途欄に「狩猟」と追加してもらいましょう。ここで初めて「狩猟に使える銃」が手に入ったことになります。
そしてもう一つ
狩猟というのは11~2月ごろまでがシーズンです。(地域差あり)
そして1シーズンごとに、狩猟をする都道府県ごとに狩猟登録が必要になってきます。例えば「栃木県と群馬県で狩猟をしたい」と思ったら栃木県と群馬県両方の狩猟登録が必要です。毎年です。4
窓口は環境森林事務所や猟友会です。登録が完了すると〇〇年〇〇県と書いてある狩猟登録書やバッジなどが届きます。猟友会加入の上での初登録なら帽子やベストなども届きます。。



これで最初の方に書いた

猟銃で猟をする:銃の所持許可(用途に「狩猟」と記載されているもの)、狩猟免許、狩猟登録

がそろったことになります。あとは法令を遵守しながら狩猟を楽しみましょう!