こんにちは。GSEのyoshitoです。
写真等は随時載せていきます)
最近ラインナップもかなり変わってきているのでこの記事も更新しようかと。

昨今の動向から多くニーズがあるのは
「50mで1インチには集まってくれて静かでレギュレータが付いてる銃」というものかと思ってます。実用性から見て文句のない銃ですね。この条件で候補となるものを列挙(順不動)してみます。
(もう一つのニーズとしては「遠距離を狙うので100mで集弾が良くて威力が高いもの」とか、「静かかどうかなんてどうでもいい」というのがありますが、そちらは随時追加していきます)
5.5mm
ブロコック コンパットスナイパー ロングシュラウド 30ft/lbsブロコック バンタムスナイパー ロングシュラウド 30ft/lbs
ブロコック コマンダー ロングシュラウド 30ft/lbs
Daystate ハンツマンHR ロングシュラウド 40ft/lbs
Daystate レネゲードHR ロングシュラウド 50ft/lbs
Daystate パルサーHP ロングシュラウド 50ft/lbs
FXクラウン 30ft/lbs
FXボブキャット 34ft/lbs
※ハンツマンはレギュレータ付モデルが2019年より販売しております。
以上が「50mで1インチには当たって静かでレギュレータが付いてる銃」です。他にもあるにはありますが情報が足りないものが多くて。
価格が一番安いのは ブロコック コンパットスナイパー ロングシュラウド
威力が一番強いのは Daystate レネゲードHR ロングシュラウド、Daystate パルサーHP ロングシュラウド
一番たくさん撃てるのは FXクラウン
全長が一番短いのはボブキャット(一番重いけど)
一番軽いのはFXクラウン、ブロコック バンタムスナイパー ロングシュラウド、ブロコック コマンダー ロングシュラウドが並んで2.9kg
どれを選んでも間違いではないと思いますが、少しカタログに載ってこないところも書いてみます。
静かさについて
上記のものについては5.5mm限定のチョイスなのもあって、どれも静かなので比べる意味もないかと。発射音で鳥に飛ばれることは心配しなくていいと思います。
コッキングについて
一番コッキングしやすいのは
Daystate パルサーHP ロングシュラウド ほぼ無抵抗なサイドレバー、2発目が早くて視点がぶれないレベル
次いでFXシリーズ 柔らかく滑らかなサイドレバー
続いてDaystate レネゲードHR FXより固めのサイドレバー
最後にブロコック、ハンツマン サイドレバーじゃない 固め
(個人的にはコッキングは慣れればどれでもいいと思ってます。上記の銃であれば慣れてれば4秒で余裕で5発撃てます。)
マガジンの出来について
一番いいのはブロコック 設計が一番新しいだけあって何の問題もない
次いでデイステート そこそこなマガジン
最後にFX プラスチックのためか耐久性、耐塵性に難有 弾詰めもしやすくない。4発装弾で装着もできない。
トリガーについて
好みもありますがFXとDaystateのトリガーはよくできています。
Brocockは上記の2つと比べると若干固い印象ですが、調整機能も付いている2ステージトリガーです。
6.35mm
ブロコックコンパットが無くなる以外は5.5mmとほぼ顔ぶれは一緒ですね。音は5.5mmに比べて大きくなりますが、ここに挙げるのはその中でも小さいもの。
ブロコック バンタムスナイパー ロングシュラウド 40ft/lbs
ブロコック コマンダー ロングシュラウド 40ft/lbs
Daystate ハンツマンHR ロングシュラウド 40ft/lbs
Daystate レネゲードHR ロングシュラウド 50ft/lbs
Daystate パルサーHP ロングシュラウド 50ft/lbs
FXクラウン 45ft/lbs
FXボブキャット 48ft/lbs
一番静かなのはレネゲードとパルサーのロングシュラウドか、もしくはクラウンでしょうね。
7.62mm
最近増えてきましたね。7.62mm。ここまでくると「静かな」なんてことな無理。それなりに音量は出てしまいます。
しかし恩恵も大きいです。
威力は弾の重量のおかげもあって不足するとは考えづらい。
距離が伸びても威力の減衰が少ない。重いから風に流されづらい。
しかし口径も威力も大きいのでお肉への損傷も大きくなり、エアーの消耗も大きく、弾も若干高いです。
6.35mmだとそこまで気にならなかったデメリットがぐっと表面化してきます。
7.62mmでも60ftくらいまでならカモのボディでもそんなにひどいことにはならないかもしれません。
70、80、100ft・lbsあたりになると食べないカワウ等の駆除用、獣の止め差し用ですね。
有害での使用される方は取れれば元は取れるのでデメリットが少なくなってきますので有害駆除の方に人気です。特にカワウで使う方が増えてる気がします。
おすすめモデルは以下の通り

Daystate ウルヴァリンHP303 100ft/lbs
Daystate ウルヴァリンR 60ft/lbs
FXクラウン レギュレータ付82ft/lbs
FXボブキャット レギュレータ付76ft/lbs
Daystate レネゲード 80ft/lbs(レギュレータ付は60ft/lbs)
Daystate パルサー レギュレータ付70ft/lbs
Daystate レッドウルフサファリ レギュレータ付80ft/lbs
モデルも少ないので一通り紹介してみましょう。
とにかくパワーだというそこのあなたはウルヴァリンHP303ロングシュラウド。
100ft/lbsというパワーでありながら100mで2インチという集弾性。
100mを超えたカワウでも、カラスのボディでもかなり半矢を減らせる。カモの首にあてると首が折れるんじゃなくて頭が取れる。止め差しでは鹿も猪も頭に1発で止めまくる。という色々他の銃とは一線を画す銃です。
レギュレータがない、大食らいなので100mなどの精密射撃では発射可能弾数は5発くらいと思った方がいいです。
パワーと安定感両方欲しいという方はレッドウルフサファリかFXクラウン
80ft/lbsでそれなりに弾数も撃てる。ウルヴァリンほどうるさくない。
パワー不足は心配いらなそうだから控えめなパワーで安定感あってなるべく静かなのという方はレネゲードHRロングシュラウド、パルサーHPロングシュラウド、FXボブキャット、Daystate ウルヴァリンR
7.62mmの中では控えめなパワーですが必要以上に獲物を傷つけず、安定感がある。威力が低い分、音も小さめ。
番外編 罠の止め差しのオススメ銃
安く止め差しをしたい方
HuntingMaster K635
パワーのある銃はなんだかんだ高価なものが多い。
しかしK635は威力の割にはとても安価(本体価格195,000円)です。
しかしうるさいです。屋内で空撃ちすれば耳鳴りします。
静かに止め差ししたい方
レネゲードHP 7.62mm ロングシュラウド付
値段もハイパワー空気銃の中では高くなく、(本体価格税込41万)で80ft/lbsのパワー、そして静寂性も兼ね備えた止め差しにピッタリの銃です。
止め差しメインだけど鳥猟もしたいという方
鳥猟には7.62mmは大きすぎると思います(駆除目的で食べないのなら全然ありですが)しかし止め差しをするとなると5.5mmは少し小さい。間の6.35mmで50ft前後の物がお勧めです。
参考になりましたでしょうか?
ご閲覧ありがとうございました。
弊社の空気銃一覧のリンクを置いておきます。
合わせて重要なスコープの選び方もどうぞ。
コメント
コメント一覧
このブログで初めてのコメントをいただきました。
あまり批判的なことを言うのは避けたいので具体的に書くことは避けさせていただきます。
理由は「あるコメタの銃を撃った感想」です。
弊社にコメタが一挺入ってきたことがありますが、試射の結果「これを売るのはやめよう」ということになり、廃銃にしました。
今後も売る予定はありません。
これは余談ですが、
コメタ社は100年以上の歴史がありますが、
プリチャージ空気銃が誕生して40年ほどですので
プリチャージ空気銃の製造歴が長いかどうかとは別問題です。
ちなみに弊社で扱っているブロコックと、コメタを比較すると、
海外相場はブロコックの方が1.5倍~2倍程度高価です。
高ければいいというものでもありませんが、大体の性能は見当がつくかと思います。
日本では実際に撃ってから買うことができないし、買い替えも簡単ではないので判断がとても難しいです。
これからも更新たのしみにしています。
これからもよろしくお願いします
岐阜県在住です。昨年からの銃猟始めた初心者です。
今年の春に栄興さんからハンティングマスターK635を購入させていただきました。
先日、初めてカルガモ2羽を撃ち、2羽ともネックショットで、自分でもびっくりです。
おかげ様で楽しませていただいております。
記事も参考になります。よろしくお願いします。
初猟果おめでとうございます!
ネックショットとはすばらしい腕前ですね!
なかなか更新できずに申し訳ありませんが引き続きよろしくお願いいたします!
高価なものは買えないので、スコープ等入れて30数万円に納めたいと考えながら検索していたら、こちらの「コンパットバンタムハイライト」を見つけ、銃のスタイルに惚れ・コストパーフォーマンスに驚かされています。
ここで一つアドバイスが欲しいのですが
私がカワウを駆除する環境としては、100m前後の遠射が多くなります。
この場合「コンパットバンタムハイライト 6.35mm」と「ハンティングマスターK635」とでは、どちらが成果を出せそうですかね?
スタイルはバンタムですが、威力はK635。
すごく悩んでいるんですが、とにかく弾が当たる事を最優先したいと考えてます。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答をよろしくお願いします。
どちらも撃った感想では命中精度は若干ブロコックの方が上な気がしますが、K635も100mで当てられる性能があると思っております。
使用者の方々の話を聞いていると、獲物がカワウということ、100mと距離が長いことを考えるとK635がおすすめです。
ブロコックは高威力な銃ではないのでカモで60〜70mぐらいまでが目安かなと思っております。カワウだともっと近くになってくるかと思います。
ノーマルシュラウドとロングシュラウドでは見た目は変わるのでしょうか?
いまいちシュラウドについて理解できない点があるのですが、シュラウドはサイレンサーと違って銃本体の外見が変わらないのでしょうか?
コメントありがとうございます。
シュラウド自体は分かりやすく言うと銃身カバーです。
ロングシュラウドは銃身カバーを拡張するものです。
銃身カバーが伸びるため見た目も変わってきます。拡張部分は少し太くなるため見た目上はサイレンサーと似ていますが、用途や構造が異なります。
パルサーかブロコックコマンダーに決めようと思っていますが、
ブロコックのHPを拝見するとサイドレバーに改良された物が出ているので気になっています。入荷予定または、取り寄せは可能ですか?
ご閲覧、コメントありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ありません。
とうとう見てしまいましたか、ブロコックのサイドレバーを。
正直モデルチェンジが激しくて前情報が無いので(割と一般公開と知るタイミングが一緒です)弊社内でも戸惑っております。
(サイドレバーは嬉しいですが今の在庫はサイドレバーではないので売れなくなると困ってしまうのです)
入荷予定はあります。取り寄せ可能です。
次回以降入荷の物はサイドレバーになると思います。
しかし申し訳ないですが時期が未定です。モデルチェンジが起きた時はいつも以上に納期が読めなくなります。
価格についてもまだメーカーからの連絡待ちです。
あまり役に立たない情報で申し訳ありません。
>某ブログで「電子レギュレータは故障が多い」と書かれているんですね。
銃砲店のプロなのでしたら素人のブログにいちいち突っかからずに堂々と正しい情報を発信すればよいのでは?
日本では情報量の少ないエアライフルの世界ですから、いちユーザーの意見としては、ブログ主の主観が入っていようが、ブログ主が仕入れた情報が古かろうが多くの人がたくさん発信してほしいものです。
エアライフルを拡げるべき人間がそんな閉鎖的な考えでいいのかと問いたい。
コメントありがとうございます。
貴重なご意見ありがとうございます。
不快な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。
ご指摘の箇所は削除いたしました。
至らぬところも多々ございますが、今後銃砲店として責任のある記事を作成していきたいと存じます。
コメントありがとうございます。
電子ではないレギュレータということでしたら、DaystateだとウルヴァリンRとレネゲードHRが威力の強いモデルとなります。FXだとクラウンプロLongやストリームライン2の7.6㎜口径が威力が高いですね。