こんにちは。GSEのyoshitoです。

今日は空気銃の選び方について。
最近空気銃が欲しいという人が多いですね。
弾の管理が楽なところ、散弾銃ほどうるさくないところ、
鳥を散弾銃よりも遠くから仕留められるところが要因でしょうか。
大物と比べると獲物の解体も楽ですしね。

しかし今はいろんなメーカーから色々な空気銃が出てますね。
私が扱ったことのある銃、射撃精度を見れた銃等を中心に書いていきます。

本当は弊社で買ってほしいですが、弊社で扱っていない銃も紹介します。
じゃないと参考にならないですからね。
この記事に載っていない空気銃もあると思いますが、大体よく聞くものは載ってるはずです。

空気銃といっても威力もさまざま。
ポンプ式、スプリング式、プリチャージ式と色々ありますし、悩むのも当然。

正直言って安いものではないので後悔しないように選びたいですよね。
特に日本ではやっぱり「違うのがいい」となっても許可の関係で返品するのも買い替えるのも大変ですし。

中には故障が心配という方もいますね。
散弾銃やライフルと比べるとプリチャージ式空気銃には「エア漏れ」という故障要因があり、しかもパッキンは消耗品ですので3年ごとのオーバーホールなどが必要ですが、その他にエア漏れが起こるというのはあまりありません。

例外を言えば新参の空気銃メーカーはエア漏れが起こりやすい傾向があるということ。これは今は主流となっているどのメーカーでも通ってきた道だと思います。
全く新しい商品を開発して発売したときに故障が多めなのは避けられないでしょうね。弊社のハンティングマスターも最初は故障が多かった。FXも出たばかりの時は故障が多かった。しかし、どちらも今は故障が少なくなってきてますね。
故障の少ない銃を作るにはそれなりに年数がかかるということですね。

(ここでいう新参は日本で新参かどうかではなく、生産ブランドのプリチャージ式空気銃の製造歴が数年なのか十数年なのか数十年なのかということです。例えば弊社のブロコックは日本ではまだ販売開始から1年未満ですが、ブランド自体はそんなことはないですよ。)


まずは獲りたい獲物によって威力や口径を選んでしまいましょう。
・ヒヨドリ、キジバト・キジ・ヤマドリ・・・口径:4.5mm~5.5mm ポンプ式又は25ft以上
・カラス・カモ・・・口径:5.5mm~6.35mm 25~40ft以上
・カワウ・・・口径:5.5mm~6.35mm 40~60ft以上
・罠にかかった鹿猪の止め・・・口径:5.5mm~7.62mm 60ft以上(小型なら30ft~)

「以上」と書いているのは威力が高い分には獲物が獲れないことはない。ということですが、例えば60ftでヒヨドリを獲ることも可能でも、獲った獲物を食べるなら強すぎる威力は肉に余計なダメージを与えてしまうためもう少し威力が低い方が適切です。
また、一概には言えませんが威力が上がるほど銃声は大きくなっていきますし、
(まぁ当然ですよね)
威力が上がるとエアーの消費もどんどん増えていきます。
体感ですと、30ftの銃を40ftにすると倍ぐらいエアーを消費してるのかなって気がしますね。
上記の理由から威力が強すぎるのも考え物ですので、自分の用途に合った威力・口径を選びましょう。

獲物のサイズ以外に威力を考慮するべき点があります。
遠くの獲物を撃つ場合には残存エネルギーがそれだけ減りますので、威力が高い空気銃が必要になります。
遠射(100m以上等)の場合は風の影響をかなり受けるためヘッドショットは難易度が高く、ボディ狙いになることが多いようなので、なおさら威力が足りないと半矢になってしまいます。

鹿・猪の止め差しやカワウと獲るというなら60ft以上をお勧めします。
それ以外の方は30~50ぐらいが無難でしょう。

ヒヨドリならポンプ式もありですね。

威力と口径が決まったらあとは命中精度やデザイン、エア持ち、軽さなどで決めるといいでしょう。

・低威力(25ft未満)の空気銃
ヒヨドリ・キジバト向け

代表格は
シャープのポンプ式空気銃。
sharp
画像はSHARP ACEです。

価格は10万弱~。弊社ではこの写真の銃をオーバーホールして76,000円で販売しました。(すぐ売れましたね)
SHARP社はもう廃業していて会社自体は無いですが、元社員の方等、信頼できる整備等やってくれているところが全国にいくつかあるみたいですね。
ネットを見てると最近はこれでもかってカスタムして使うのが流行っているのかもしれません。(弊社ではやっていませんが)

最近の主流のプリチャージ式と比べるとかなりの軽量と言えるでしょう。
体感ではプリチャージ式の半分ぐらいの重さに感じるかもしれませんね。
連発はできず、一発撃つごとにポンプが複数回必要。
ポンプの回数で威力が変わる。
具体的な威力は申し訳ないことに知りませんが、
通常射程は30m程度とのこと。3回からかなりポンプが固くなってくる。
SHARPのものは最大10回が限度とのこと。(カスタムした場合は知りません)
5回以上ポンプすればキジ・カモも可能。
カスタムすればもっと威力が伸びる可能性もありますね。

その他には
プリチャージ式のベンジャミン マクシマス
MAXIMUS-e1485477654110
画像引用元:ダイセルパイロテクニクス株式会社

も23.5ft/lbsなのでこの部類ですね。
しかも2.3kgと軽いようです。価格は135,000と安いですね。
詳しいことは売ったことがないので正直分かりません。
弊社では扱っておりません。

・中威力(25ft以上60ft未満)の空気銃
この中でもいくつかに分けてもいいんですが、鹿に使うのにお勧めするのには少し威力が足りないかなという所で分けてるので今回はひとまとめにします。
2017年現在、今のところ一番人気はメーカーでいうとFXですね。
続いてエアアームズ、ハンティングマスター、エバニクス、デイステートというところでしょうか。コメタはおすすめできないことが分かったので書きません。
本当はモデルを1個1個上げていきたいですがそれは後々追記していきます。モデル数が多いので・・・

このクラスは散弾銃の代わりに使う方もいらっしゃいますよね。
やましいことをしているわけではないけれど、散弾銃を撃つと通報されてしまうから空気銃がほしいというのは昨今多く耳にします。

よく「FXは銃声が静か!」とストリームラインを買われる方がいますが、FX全部が静かなわけではなく、静かなのはロイヤル、次いでボブキャット。
このニつは確かに静か。数十メートル離れれば聞こえないと思います。確かに銃声で鳥は逃げないかも。命中精度もいい。でも日本では本当に高い。日本ではね。

そのほかは他メーカーでも他モデルでも正直そんなに差はないように感じます。数十メートル離れてても遮蔽物がなくても聞こえない程小さくないし、近くで聞いてもイヤープロテクターが必要なほど大きくもない。
(あくまで30ft/lbs以上60ft/lbs未満の話ですよ。)

続いて取り回しの良さ
全長 短い順
90cm以下:ガラハド(80.5cm)、ボブキャット5.5mm(84.5cm)、コンパット(86.4cm)、バンタム(86,4)
100cm以下:ボブキャット6.35mm(94.7cm)、ハンツマン(94.8cm)、レインストーム99.3cm)
110cm以下:AR6(100.8cm),サイクロン(103cm)、トルネード(100.8cm)、ストリームライン(108.5cm)、モンスーン(109cm)、S510SL(95,5cm)
110cm以上:S510HP(110.3cm)、ロイヤル5.5(110.8cm)、ロイヤル6.35mm(115cm)
※カタログ記載の全長ですのでパットを含む含まないで若干前後するかと思います。
ブルパップのガラハドとボブキャット5.5mmが一番短い。法規ギリギリ。
次いでセミブルパップのブロコックのコンパットとバンタム。
通常のライフルタイプではハンツマンが一番短いという結果になりました。
ボブキャットの6.35とハンツマンはほぼ同全長なんですね。


軽さ(重さ)
3kg未満:トルネードシンセ(2.36kg)、ストリームラインシンセ(2.6kg)、ストリームラインウッド(2.7kg)、トルネードウッド(2.7kg)、サイクロンシンセ(2.8kg)、バンタムハイライト(2.9kg)、S510SL(2.9kg)、モンスーンシンセ(2.94kg)、

3kg~3.5kg:コンパット(3kg)、サイクロンウッド(3kg)、ハンツマン(3.14kg)、レインストームウッド(3.17kg)、レイストームブラック(3.19kg)、バンタム(3.2kg)、ロイヤル5.5mm(3.2kg)、モンスーンウッド(3.35kg)、S510HP(3.4kg)、

3.5kg~4kg:ロイヤル6.35mm(3.55kg)、ボブキャット5.5mm(3.7kg)、AR6(3.75kg)、ガラハド(3.8kg)、

4kg以上:ボブキャット6.35mm(4kg)
※空気銃の重さはエアが充填されると変わるので誤差があります

3kg未満はFXが多いですね。軽いですね。構えると剛性はその分柔らかい印象を受けますが。
次いでブロコックのバンタムハイライト、AAのs510。
ブルパップは重めの結果に。

・命中精度について
正直ここであげるモデルについてはほとんど差はありません。
いろんな個体を撃っていると個体差もあるのでモデル毎に優劣つけるというのは難しいのです。。
気候によってはどの銃もばらつくことがありますし、
一部を除いて銃身の製造元は同じだったりしますし。

差があるとすれば命中精度というより安定性ですね。
安定性を得るために一番てっとりばやいのは大容量タンクを選ぶこと。
スリムなものがよければレギュレータ付きのものを選ぶ。
もしくは発射機構が工夫されているものを選ぶ。

データを取っていると分かりますが、
適切な空気銃弾を使ってれば少し弾速が変わっても着弾は変わりませんね。
なんでだろうと思ってなんとなく計算してみましたが、
例えば初速950ft/sの銃のタンクが減圧して900ft/sになったとします。
すると50m先までの到達時間の差は?   答えは百分の数秒ですね。
その短い時間の弾道の変化量はというと、すごく小さい。
しかしこれが例えば400ft/sから350ft/s下がったとなれば到達時間の差は長く、
着弾変化は大きくなりますね。無風でも数倍、風の影響も数倍となってきますね。
そもそも弾速がそれなりに出ている気圧帯なら50ft/s程度の初速の変動で着弾はほんの少ししか変わらないということですね。となるとおいしい気圧帯でたくさん撃てる大容量が一番有利なわけです。

さて、どのモデルを選ぶべきか。
・予算より性能を重視する場合
この場合はデイステート パルサーをお勧めします。
パルサー

実は威力の切り替え機能も付いています。(着弾は変わるのでレチクル調整や、ペレット変更が必要ですね)大物の止め差しや鳥猟まで適正な威力を使うことが可能ということですね。電子部品が入っていますが耐水性も考えられています。
メーカーによると「水没しても大丈夫」とのこと。
(もちろん水没させないこと推奨しますよ)
これ以上の性能の空気銃を私は知りません。
価格は税込定価ボンベセットで630,000円。

次いでカリバーガンのクリケット
FXのボブキャットの6.35mmボンベセットもお勧めですね。
命中精度は昨今どの空気銃も上がってきているので、他とそれほど変わりませんが、威力が結構高い。なのに静か。
ボブキャットは少し重いですね。
カリバーガンは悪い噂を聞くことがいまのところないです。

値段はカリバーガンは販売したことがないので分かりませんが、
税込定価ボンベセットでボブキャットなら655,560円(パルサーより高いんですね・・・)

ボンベセットの価格を言っているのは、このクラスの銃にハンドポンプセットで買うならもう少し安い空気銃にボンベを付けた方が絶対便利。私なら間違いなくそうするからです。

・性能重視でウッドストックがいい場合
これは通常のラインナップではないのですが、
実はウルバリン2の6.35mm 30発@40ft/lbsも販売可能です。
ウルバリン

画像はハイパワーのものなので、これより銃身が少し短くなり、機関部は黒くなります。
ラインナップ追加は検討中ですが、私ならこれがいいですね。
やっぱりデイステートのウッドストックは最高です。
同じウォルナットでも仕上がりが他のとは全然違いますね。

・コストパフォーマンス重視
この場合はブロコックをお勧めします。
konpatto

性能がいいのにコンパットならボンベを付けて税込300,000円を切ります。
圧倒的なコストパフォーマンスですね。軽くて短いので取り回しもいい。
コンパットはレギュレータ付のモデル コンパットターゲット もラインナップに加えました。

質感を比べるとコンパットは硬い印象ですが、
コンパットターゲトとバンタムは「ソフトタッチシンセティック」となっており、滑りづらく、数段高級感があります。
バンタムはチークピースも動いて使いやすいのでバンタムの方がお勧めです。
0609232650_593ab02ae630b

私が買うならこれを選びますね。よく当たるし(お金無いし)。
店舗やモデルによっては中古銃とさほど変わらない価格ですよね。
バンタムは値段が上がりますが、軽いカーボンタンクモデルもございます。
タンクが少し短く、先が丸くなっていますが容量は20ccしか変わりません。

AR-6も安いですが、この銃は特異な長所がありますが万人に受ける銃ではないんですね。
機関部からはみ出ないフラットなマガジンやセミオートなところに惹かれて買われる方もいらっしゃいますが、その分他の空気銃と操作感がことなるので比べづらい。そのため今回は除外しました。(弾が特殊なこと、弾詰めが少しコツがいる等)

・コストパフォーマンス重視でウッドストックの銃が良い
この場合はストリームラインハンツマンがお勧めです。
0615154325_59422c8d7ce64

ちなみにこの二つの銃の海外相場はほぼ同じ。日本での価格はハンツマンの方が各段に安いです。
ストリームラインのポンプセットとハンツマンのボンベセットがそんなに変わらないぐらい。
弊社が輸入元になった2017年6月以降限定の話ですが。

・高威力(60ft以上)の空気銃
正直そんなに選択肢はありませんが・・
・予算より性能を重視する場合
ウルヴァリン2 ハイパワーですね。
パルサーも30口径なら60ftを超えますがオールマイティなので中威力クラスに入れてしまいました。
なので今回はウルヴァリンとさせていただきました。
ウルバリン
口径・威力は
5.5mm 60ft
6.35mm 70ft
7.62mm 100ftがあります。

・コストパフォーマンス重視する場合
AR6と同じく比べづらいですが、ほかに選択肢がないのでハンティングマスターのK635になります。AR6と比べるとこちらの方が大分使いやすいです。
集弾も1インチに難なく入ります。
K635


個人輸入が可能な方はスプリング式もありですね。




・空気銃用スコープの選び方
・コストパフォーマンスを重視する場合
空気銃のスコープに関してはコスパで選ぶ人が大多数ですね。散弾銃のスコープと比較すると反動が無い分、安い物でも壊れることが少ないですし。

弊社で扱っているプリチャージ式空気銃は基本は50mゼロインを想定して販売しています。
すると最大倍率16倍のスコープがお勧めなんです。
猟場では3-9倍でもいいですが、ゼロインするときに弾痕が見えないんですね。
3-9倍では観的スコープを別に購入することになるので結局高くついてしまうんです。もちろんいちいち50m先の的まで行って見に行ってもいいのなら別ですが。
というわけで倍率と価格で選ぶならtasco 4-16x40mmがお勧めです。


・もう少し高性能なものが欲しい
空気銃はライフルと比べて弾道が山なりです。
クロスをずらして撃つ方は不要ですが、
弾道計算をしてスコープを調整するならばタクティカルタレットでないと不便ですね。


この場合はMTCのViper Connect 3-12X32
驚くべきはその視野の広さ。空気銃専用ならではの短いアイリリーフで視野は通常スコープの倍近いです。サイドフォーカスにイルミネーションまで付いてます。
ですが12倍だと弾痕確認は割とギリギリですね・・・見える人と見えない人がいると思います。的が白ければ見えるけど黒いと分かりづらそうです。
保証期間も5年付いています。

Bushnell AR 4.5-18x40mm
こちらもおすすめです。
倍率もいいですしタクティカルタレットです。
このスペックの割に価格も手ごろ。

3倍~のものが良い場合は少し価格が上がりますが
MTC Viper pro tactical 3-18x50
もおすすめです。

・高倍率のものが欲しい
こうなってくると値段も上がってくるので修理可能なものがいいですね。



ちなみに3万円以下のスコープの多くは接着組立のため修理不可です。
すぐに壊れることは稀ですが、メーカー保証もありません。
(弊社は初期不良の交換はもちろん応じますよ)

話を戻します。
Bushnell ELITE4500 6-24x40mm がコストパフォーマンスも良くておすすめです。
日本製。修理は国内で可能。


もう少し倍率が広い方がいい方は
MTC Viper pro tactical 5-30x50
がおすすめです。
サイドフォーカスでイルミネーション付き。
コストパフォーマンスは高めです。
しかしこちらは壊れた場合修理はできません。


乱雑になってしまい申し訳ないです。
後々追記や整理をしたいなと思います。

ご閲覧ありがとうございました。