はじめまして。Yoshitoに同じく若手社員の、ハロルドです。初めての投稿となります。今回は、若手社員Kengoと共同で、調べた内容を載せていきます。まだ薄い内容かもしれませんが、同じ記事でアップデートもする予定です。
ここでは、ライフルの歴史とメーカーについてと、技術的な話に関しての2部に分けてお話させていただきます。

まず、歴史の方面からのお話をハロルドから始めさせていただきます。

ライフルとは、らせん状の溝(ライフリング)が切ってある筒を滑走路として弾を放つための銃身としている銃のことを意味します。日本語では小銃と訳されることも多いようですが、ライフリングのない銃でも小銃に分類されますので厳密には違うようです。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%AB-655693

ライフルの歴史の大まかな発展の流れとして、

1600年代 ライフル銃(溝(groove)の入った銃身を持つ銃)が開発される
1800年代後半 ボルトアクションライフルが開発される
1900年代 セミオートマチックライフル、オートマチックライフルが開発される

という流れから、シングルショットの長距離射撃用ライフルか、連射性の高い中近接戦闘用ライフルの2種類の用途として分岐して発展しているようですね。

http://karapaia.com/archives/52043391.html

1800年以前は主にマスケット銃が普及していたようですね。個人的な意見ですが外観は味があっていいですよね。銃身もかなり長く使い勝手は本当に悪そうですが、好きです。初期のマスケットはライフリングもなく、射程距離も50mほどという記事もみかけました。射程距離という観点だけで見れば現代のシャープエースハンターというところでしょうが、弾丸は大きいので威力は平筒の一発玉のスラッグ銃のほうが近いかもしれません。現代のように手軽に均一の形状の銅重量の弾丸は手に入らないため、命中精度を維持するのは大変困難だったことでしょう。
ライフルライフリングの入った銃の性能が証明され始めたのは1776年ーのアメリカ独立戦争と記載されている記事をいくつか見つけることができました。射程距離は300ヤードほどと、もうすでに狙撃するという言葉に足りる性能を持っていたようです。このレベルだと現代のライフルでも命中させるのは簡単ではなさそうですよね。

現代普及しているボルトアクションライフルのような構造のライフルはいつ頃開発されたのかを調べてみましたが、一番濃厚なものは1800年代後半に初めて開発されたSwiss army serviceのVetterly rifleなのではないかと感じました。(ソースがWikiですみません。 https://en.wikipedia.org/wiki/Vetterli_rifle )1800年代はブリーチローディング(後装式)のSpringfieldモデル1830から1861などがありこちらも単発装填でそれまでの銃口側から装填するマズルローディングより比較的早く装填できる点では似てないとも言い切れませんが、見た目からもやはり現代で使用されているボルトというものとは違い、こちらはボルトアクション銃の前身ともいえるマスケット銃として分類されるのではと思います。それに対してVetterliライフルはごんぶとなボルトに現代のボルトアクションライフルのハンドルと何ら変わりもない取っ手もついています。形状からしてもこの銃がボルトアクションの始祖と考えて間違いないでしょう。(勉強不足ですので何かご意見などございましたらどうぞご連絡・コメントいただければと思います)

1900年代には単発式ではなくボックスマガジンの銃がたくさん発明されているようで、セミオートやフルオートのライフルもこの時期に作られたようです。M1Garand(1930年代)やM14、AK47やM16、私の好きなSteyrAUGもすべて1900年代に開発されたようです。この時点で単発式の銃はほとんど姿を消してきたようですね。

フルオートライフルは日本では許可がおりませんし、セミオートに関しましては日本ではBrowning Automatic Rifle(BAR)の1強状態に近いので、以降からボルトアクションライフルの話に切り替えていきます。有名なメーカーの紹介も含めて、歴史をたどっていきましょう。日本で有名なボルトアクションライフルメーカーといえばSako、Browning、Remingtonの3社ではないかと思いますので、順に紹介していきます。まずはSakoから。

Sakoについて

Suojeluskuntain Ase- ja Konepaja Osakeyhtiö (スオイェルスクンタイン アセヤ コネパヤ オサケイヒティウェのように読むそう。Firearms and Machine workshop of the Civil Guardのフィンランド語)、略してSAKOは1921年に設立され、第二次世界大戦で国に貢献し成長を遂げたそうです。(https://www.sako.fi/sako-history
約90年の歴史というと、BerettaやBrowning、Springfieldなどと比べると比較的浅い歴史のように思いますが、世界大戦での実績や、ロシア(ソビエト)から独立した当時から保管していたモシン・ナガンをベースにしたような、フィンランドバージョンのモシン・ナガンの製造を政府がSako、Tikka、Valmetに依頼していたようで、1917年以降のそのころからの歴史と考えると、100年間ボルトアクションライフルを研究し続けているといっても過言ではないのでしょう。当時のボルトアクション銃の最高峰といってもいいモシンナガンをフィンランド用として設計し直し製造までするという作業が完了した時点ですでにそれまでの技術を吸収したも同然ですし、あとはさらに必要な技術を積み重ねていく時点に立てているのでしょう。その後Tikka1980年代にTikka、続いてValmetと統合し、ヨーロッパを代表するメーカーとしての立場を確立しました。

現行モデルはM85シリーズで、ストック形状やバレルの種類によって特徴が異なります。3kgを切る軽量ライフルから、ターゲットシューティングを視野に入れた重量モデルまで、様々な需要に応えたラインナップがあります。有名なのはバーミントラミネートステンレスやフィンライト。Tikkaの名前でT3/T3Xというモデルも比較的安価で人気です。5発1MOA集弾保証で、命中精度もぬかりなく、耐久性もとても良いと聞いています。「間違いないの銃」なのは言うまでもありませんね。
前モデルM75との比較を色々と記事や個人の意見などを調べては見ましたが、文章で伝えるのは難しいですね。ボルトフェイスが違うだとか、発射時の衝撃でマガジンが落ちる点が改善されたとか、リコイルラグがL字でアクションへの取り付けられ方が違うとか、ストックの形状が違うだとか、重量だとかの記述はありました。後日機会があればお伝えいたします。

続いてBrowningの説明を、また後日公開いたします。更新頻度が少なく申し訳ございませんが、よろしければお付き合いいただけましたら幸いです。